JGC修行の第1歩
前回は、JALグローバルクラブ(JGC)の概要や、筆者Tabimaru33がJGC修業を始めたきっかけに書いて書きました。↓
今回は、JALグローバルクラブ入会のために最低限必要になる JMBサファイア を得るにあたっての、2つの条件に関して説明をしていきます。
という内容で、進めていきます。
JMBサファイアになるためには
JMBサファイアは、JMBサービスステータスの中で一番目に到達する JMBクリスタル ( 3万FLY ONポイント or 年間30回搭乗 ) の次の段階で達するステータスで、
JALグループ便ならびにワンワールド アライアンス加盟航空会社便へのご搭乗が、毎年の1~12月の12ヵ月(暦年)の間に、
というのが到達のための条件になります。
※ご搭乗回数は、JMBのマイル積算対象運賃によるご搭乗が対象となります。
修行開始の出来るだけ早いうちに、どちらで目指すべきなのかを一旦は考えてから、
その後の計画を立てる事をお勧めします。
FLY ON ポイント、搭乗回数 のどちらでの修行が良いの?
実際にJGC修行を行った人のブログなどをみると、FLY ONポイントでの修行を選択した人が多いような印象を受けます。
本当に大雑把に言うと、
仕事やプライベート両方を通じてですが、
- 既に割と遠くの海外への渡航予定が数回ある人
- 国内線の長距離移動が多い人
- あまり多く飛行機に乗りたくはない人
- 連休の取得ができ、数日かけて海外の遠方へも行ける人
- JALのアジア・オセアニアへの国際路線利用が多くなるであろう人
は 5万FLY ONポイント でのJGC修行達成を目指す方が良いかもしれません。
次の記事でもう少し触れますが、この一番下の
FLY ONポイントの加算率が、他の国際路線に比べて良いため、
比較的距離も長い東南アジアやオーストラリアに年に数度行くという人には、
このFLY ONポイントでのJGC取得を選ぶのが、達成の近道になるでしょう。
一方で、
- 乗る回数がその年に多くなるであろう人
- 飛行機が好きで1日数回の搭乗することも苦ではない人
- 長い連休ではなく、2-3日で集中してを何度か行いたい人
- 海外志向ではなく国内中心にしたい人
- 短距離路線を多く利用する人
- 格安ツアーで飛行機に乗ることも多い人
といった人は、搭乗回数50回でのJGC修行を目指すのが良いかもしれません。
搭乗回数50回というと、全て往復で乗機した場合でも25往復ですので、
コンスタントに一月に2〜3回の旅を1年間続けないと到達しませんので、
なかなか高いハードルだというのは、お分かりいただけるでしょう。
ちなみに、筆者Tabimaru33は、
JALでは回数によるJGC修行を行い、ANAではポイントによるSFC修行を行いました。
回数でこのマイル修行が出来るのは、JALだけでしたので、それも含めて飛行機を楽しみながら行う事が出来る人向けの修行という事になります。
JGC修行のコスト
さて、コスト面からどちらの修行がお得だという事を語るのは、すごく難しい問題になります。
なぜなら、このJGC修行・マイル修行というのは、その人にあった方法で行うべきもので、いくつものパターンが考えられるからです。
搭乗する路線選び、チケットの券種選び、予約の時期、ツアーなどの効率的な利用など、様々な要素の組み合わせで、コスト的な面が大きく変わってくるものですので、そのういった旅の行程の組み立て方等も含めて、修行自体を楽しみながら行う事をお勧めします。
JALが期間限定で行っている、FOPが通常よりも多くもらえるキャンペーンなどをがある場合には、それを利用して比較的安価にFOP修行が行える場合もあります。
その時々の、JALのキャンペーンの情報にも目を通すようにすると良いと思います。
ただ、多くの人のブログなどを見る感じでは、30~60万円くらいが多いでしょうか。
中にはもっと安価な20万円台で到達したという人も居るようです。
人によりどちらの方法の修行で、JGC獲得を目指す方が良いかは変わってきますので、順番に内容を少し詳しく見ていきましょう。
フライトマイルのお話
その前に、そもそもではありますが、各航空会社が飛行機に搭乗した顧客向けに提供しているポイント制度のことを、マイルプログラム・マイレージプログラムなどと呼んできます。これは電車やバスでは存在しない。飛行機独特のサービスですね。
日本航空JALでは、 JALマイレージバンク(JMB) と呼んでいます。
搭乗する飛行機路線の距離などで、その数が決まり、登録をした自分のマイレージ口座に数字が貯まっていくのが基本的な仕組みです。
(アメリカのアメリカン航空で始めたのでマイルでのカウントするようになったのでしょうか?海外では、フリークエントフライヤープログラムと呼ばれます。)
マイル積算のあるチケットで飛行機に乗る際に、自分のマイレージプログラム口座番号を提示し、マイルを加算してくださいというと、口座にマイルがたまるという仕組みです。
(現在はインターネット等を通じて、航空券発券時や搭乗前に自分のマイル口座を、その搭乗に紐づけておくことがほとんどになりました。)
その際に加算されるフライトマイル数に関してですが、単純に距離だけではなく、チケットの種類などによっても異なる積算率というものが関係してきます。
マイル積算率は、50%だったり、100%だったり、150%だったりと変動します。
ただし、ベースの計算には、搭乗した飛行機路線の距離(区間マイル)が使用されますので、同じクラス・種類のチケットであれば、長距離の路線の方が、より大きなフライトマイルを獲得できるという事になります。
このことを念頭に置いて、このあとを続けましょう。
JALマイレージに関しての詳しくは、以下のページをご覧ください。
FLY ONポイント とは?
JALに乗らない人には聞き慣れない言葉でしょうが、JMB会員であれば搭乗後の実績確認の際に、マイルに加えてこのポイントも表示されるので、何となくは知っていると思います。
ANAによく乗る人は、ANAマイレージクラブのプレミアムポイントと同じような仕組みだと考えてください。
JALグループ便では、飛行距離や航空券のクラスにより得られるフライトマイルが決まり、それに行き先によって異なるFLY ONマイルを掛けて計算をします。
先ほど書きましたが、フライトマイルは距離による要素も大きいです。
基本のフライトマイルに対して、
という倍数をかけたものが算出され、
それに運賃の種別で変わる「搭乗ボーナスFLY ONポイント」というものが、
0〜最大400ポイントまで加算され、計算されることになります。
搭乗チケットにより、細かく計算方法が変わえいますので、以下のリンクのJALのwebページなどをご参照下さい。
次ページでは、まず5万ポイント取得の方法から順に、検証をして行きましょう。